郷土資料と津軽学
当コーナーは、弘前大学が所蔵する郷土関係の史資料や郷土かかわる研究成果など展示しています。周知のように、近年、各地において東北学などに代表されるような、地域・地方の歴史・文化を学ぶ、いわゆる地域学が盛行を見せています。本県なかでも津軽地域の地域学として人文学部を主体として出発し継続的に実施されている、津軽をテーマとした講演会の記録をまとめ、出版した『津軽学』の内容紹介とバックナンバーを展示しています。また、津軽と言えば民俗の宝庫として知られていますが、民俗学の研究成果を広く知ってもらいたいという趣旨で当コーナーは構成されています。
2008年 (平成20年)、附属図書館から発見された「津軽領元禄国絵図写」を4分の1に縮小した同図のレプリカや弘前市大沢を主たる調査地とした民俗・考古の共同研究の成果、地域誌『津軽学』を展示しています。展示品は、津軽領元禄国絵図写レプリカ、聖地と民俗-弘前市大沢-、毘沙門宮当山縁起、津軽学ポスター、『津軽学』創刊号~6号です。