第38回企画展関連イベント「中村剛之教授の学術スケッチ教室」が開催されました。

「中村剛之教授の学術スケッチ教室」現場レポート

— 企画展 第38回関連イベント —

5月10日(土)と5月31日(土)の2日間にわたり、第38回企画展の関連イベントとして「中村剛之教授の学術スケッチ教室」が開催されました。双眼実体顕微鏡を活用し、バッタの脚をテーマに、生物の構造を緻密に描写する技術と観察眼を育む貴重なワークショップとなりました。

🔬第1回(5月10日):「観察から描写へ」

顕微鏡越しにバッタの脚を細部まで観察し、関節や形状の特徴を丁寧にスケッチ。中村教授のわかりやすい指導のもと、科学的視点と芸術的表現が融合するスケッチに取り組みました。
観察の合間には、バッタと仮面ライダーの関係や、ユリの花の構造についても話が広がり、楽しく学びを深める時間となりました。

✒第2回(5月31日):「描写技法を磨く」

描いたスケッチに対し、点描や線描、影の表現など、より高度な描写技法も紹介されました。特に、筒状の形を伝えるための影の入れ方は、新鮮な発見となったようです。
Gペンや丸ペンを使ったペン入れにも挑戦。初めてのインク作業に戸惑いながらも、楽しみながら集中して取り組んでいました。

科学的な観察力と表現力を養う、まさに“学術スケッチ”の醍醐味を味わえるイベントとなりました。

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